来年のミラノ・コルティナパラリンピックの出場を決めたアイスホッケーの日本代表が最終予選が行われたノルウェーから帰国し、エースの伊藤樹選手が「胸を張って帰って来られたことがうれしい」と喜びを語りました。

来年3月のミラノ・コルティナパラリンピックの出場権をかけたアイスホッケーの最終予選は10日までノルウェーで行われ、日本は4勝1敗で6チーム中1位となり、2大会ぶりのパラリンピック出場を決めました。
選手たちは12日帰国し、羽田空港で報道陣の取材に応じました。
最終予選の5試合で6得点を挙げた20歳でエースの伊藤選手は「みんなに恩返しするには結果を出すしかなかったので、パラリンピック出場を決めて胸を張って帰って来られたことがうれしい」と喜びを語りました。
そのうえで「自分がずっと憧れだったパラリンピックに出られる、パラリンピアンになれるのですごく満足しているが、大会で結果を出したい気持ちがある。メダル争いができるようなチームになってきたと思うので、合宿やトレーニングなどをもっと頑張っていきたい」と力強く決意を示しました。
また、キャプテンで50歳の熊谷昌治選手は「初戦で敗れて気持ちが折れそうになったが、全員が最後まで諦めずに戦った結果、1位となり本当によかった。若い選手たちが日本の国旗を背負って戦う場に立つことは彼らの人生にとっても非常に大きなことだと思う。この競技が盛り上がっていくためにも本当によかった」と話していました。
チームは今後、国内での合宿を重ねるなどしてパラリンピックに向けた強化を進めていくことにしています。
戻る 投げ銭[ピックアップ]
[制作スタッフ]